聖地巡礼に行ってきた：旧豊郷小学校（後編）

引き続き、GWに滋賀の実家に帰ったついでに、けいおん！の聖地であるところの旧豊郷小学校に行ってきた話。
旧豊郷小学校はウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した、割としっかり歴史のある建物で、やれ邪魔だから壊すだの文化財だから残すだの、住民と地方議会とで一悶着あったのは滋賀県民なら誰でも知るところなのだけれど、ほんと壊されなくてよかったね。

中は昔の様子をそのまま残した校舎で、ほんとに昔のそのままのところもあったりする。有名なポイントは階段の手すりに飾られたウサギとかめ。イソップ物語のウサギとかめをモチーフにしているらしく、階段を上るにつれて物語が進行して行くようになってるらしい（wikipedia情報）。私はウサギとかめの写真ばかり撮っていた。


これがスタート地点かね。

ここがけいおん！で言うところの音楽室。

かえるかわいい。

なんかアツいことになってる黒板。

おやつの時間も完全再現。

その他にもいろいろ細かいところに手をかけていたり、けいおん！グッズが沢山寄付されていたり、なぜか音楽室で唯ちゃんのフィギュアを組み立てている人がいたり（その人は警備員に終わりだよって言われたと同時に組み立て完成してた。あれも寄付するんだろね。）で、ほんとにみんなのけいおん！愛と豊郷の協力のもと成り立っているのだなあ、と感慨深くなりました。

校舎の中もすばらしかった。当時の学生の名前がそのまま残っていたり。

辰巳学級に想いを馳せてみたり。

自分が変な服を来ていたことに気づかされたりする。
家でひたすらアニメを見てそれもいいかもしれないのだけれど、外に出て本質的にはそこには何も無いに決まってる何かを能動的に探す作業が聖地巡礼なのだと思った。アニメも聖地も（というかなんでも）結局は空虚ではあるかもしれないのだが、そこに何かあるのではと向き合うことが自分と向き合うことにつながるのでは。つまりは聖地巡礼とは自分と向き合う作業とも言えるのである。最後何言ってるのかよく分からなくなったので、元祖飛び出し坊やと飛び出し澪ちゃんのコラボ写真でお茶を濁して終わり。