てんてこオタク育児記録

育児が楽しすぎるのでちゃんと記録を後世に残せるようにブログにしようと思いました。オタクの育児は変なこだわりが入るのでなにかと記録しておくと良いことがありそうです。※育児の何が正しいかは子によってそれぞれなので内容の是非はご理解くださいませ。

台湾インディー音楽事情

このあいだ、仕事の都合で台湾に出張に行ってきまして。海外出張に行くといちいち現地のインディー音楽シーンを頼まれても無いのに調べてくるで有名な僕なので、今回も例に漏れず、いろいろと調べてきました。
音楽と関係ないあたりの前情報で得ていた情報として、台湾は中国って言うよりは中華系東南アジアの感じがすごく強いよ、というのがありまして。そのときは、はあそうなんですか、程度に考えていたのですが、音楽でもそれは一緒でした。
とにかく、エモ、ハーコー、パンク。ライブハウスに行くと、モギリのねーちゃんはメタルのTシャツに黒ぶちメガネで黒髪おかっぱぽっちゃり、ピアスでかい、みたいな。下調べはちょこっとしたのですが、透明雑誌の雰囲気はどこ吹く風で、基本エモでした。(確かに透明雑誌もパンクなんだけど)
そのなかで、唯一見つけたオルタナバンドがあって。それがこちらのSkip Skip Ben Ben。雰囲気的にはジャイ子が漫画をやらずにオルタナやったらこうなりました、的な。メロディも良いし、音質もあの感じでいいし、このライブ見たときはあがりました。

Ben Ben、日本語も堪能で、喋ってみたら非常に気さくな可愛い女子でした。というわけで、台湾で語る音楽はSkip Skip Ben Benに尽きます。
それ以外だと、Skip Skip Ben Benのレーベルメイトで、エモハーコーをやってる、直到看見 鯨魚的 眼睛(Until Seeing Whale's Eyes)。日本で言うと懐かしのnitro mega prayerを思わせるエモ具合です。

あと、このUSWEと同じメンバーがやっている人(Human Beings)っていうバンド。これもエモハーコー。その人と物販で話してたら、「日本からよく来たなー、CDをあげよう」っつってCDを2枚もくれました。めちゃめちゃいいやつです。しかし、人ってすごいバンド名やな。

で、私そういやライブを見に台湾を見に行ったのではなく、仕事しに行ったのだけれど、そのライセンス契約結んだ現地企業のイケメン営業マン君がバンドやってて、そのバンドがこれ。Yellowbackというらしい。多分フランツフェルディナンド系のダンサブルなロックバンド。で、そのイケメンと話してたら、上に列挙したバンド、どれも友達だよ、透明雑誌も友達だよ、と言っていて、曰く、台湾のインディーシーンはとてもとても狭くて小さいらしい。この2月に日本くるんだって。イケメンはドラマー。

確かに台湾インディー(ロック)シーンはとてもとても狭くて、正直この出張だけでだいたいのことは分かった気がする。ちゃんと仕事もしました。
さて、ライブハウスのことを調べてみると、有名なのはthe wallという場所(http://www.thewall.com.tw/)と地下社会という場所(http://underworld-taipei.blogspot.jp/)らしい。他にもいくつかマイナーな箱はあって、僕が今回行ったところは、阿帕808(http://www.facebook.com/apaximen)という、スタジオと一緒になっているようなところ。ここ、808のくせに6階にあったり、そもそも入り口がよくわからんかったりで、たどり着くのに苦労した。看板とか出てないし。しかも音響最悪で、ずーっと右側のスピーカーが割れてたり、けっこう過酷な場所で台湾のバンドマンはやってるなあという印象をうけた。入った中の雰囲気は狭くてごちゃごちゃしてて良い感じ。音は悪いけど、白人系の客もいて、結構人も入っていて、演者は少ないけど、見る側は多いのかな、って感じだった。なんか大学時代に戻ったような感じがしました。あとはこのPIPE(http://www.pipemusic.com.tw/)ってとこもあるみたいですよ。

というわけで、ざっと一晩でキャッチできた台北音楽事情について纏めてみました。多分また台北行くので、リサーチしてきます。