てんてこオタク育児記録

育児が楽しすぎるのでちゃんと記録を後世に残せるようにブログにしようと思いました。オタクの育児は変なこだわりが入るのでなにかと記録しておくと良いことがありそうです。※育児の何が正しいかは子によってそれぞれなので内容の是非はご理解くださいませ。

台湾在住の3ヶ月間で出会ったオススメ台湾インディ音楽をひたすら纏めました。

お疲れさまです。ほんとは8月に日本に帰る予定でしたが、結局9月まで台湾出張が延長となりました。もうこれまで何度台湾人に間違えられたか分かりませんので、もう自分が何人なのか、自分が何者なのか、アイデンティティがクライシスしてます。

で、そろそろ台湾に住みだして3ヶ月も超えてきましたので、台湾で出会った良さげなバンドを纏めようかと思います。最初は、こっち来たすぐぐらいに、下記のような記事を見つけまして、纏める必要ないじゃんって思ったのですが、

突襲調查:台灣樂團大推薦 | 搖滾客 roxyrocker

なんのこっちゃいもっと良いバンドいっぱいいたので、ご紹介します。友達だったり、友達の友達だったり、ライブ見ただけだったり、CD買っただけだったりいろいろですが、良いバンドばかりだと思いますので。台湾ボアダムとかに出るバンドももちろん良いんだけど、もっと良いバンドもあるからね!

ということで、台湾の音楽の中でも特にインディ。しかもインディの中でもなかなか日が当たらないのにとても良い音楽をやってるバンドを纏めました(逆に言うと、自分たちが良いと思った音楽を愚直にやり続けてるから日が当たりにくい)。ちなみに樂團ってのはバンドのことです。例えば、forestsってバンドは森林合唱樂團って表記したりします。

 


河豚子劍龍(official vIdeo) - YouTube

まずは河豚子です。女の子3人組のバンド。台南か高雄か忘れたけど南の方のバンドで、絶対Sonic Youthが好きなんだろうなあ、いやほんとにSonic Youthが好きなんだろうなあ、っていうバンドです。僕は好きです。


野樂派-17 - YouTube

野樂派といいます。英語名はYellowback。だいたい台湾のバンドは漢字の名前と英語の名前を持ってます。これは友達のバンドなんですが。というかドラムの彼とは一緒に働いています。本当にアークティックモンキーズが好きで、彼ら。そういうバンドです。メンバー皆ナイスガイで僕は好きです。確か年内にワーナーかどっかからCD出すはず。


Skip Skip Ben Ben - Last Light - YouTube

これ、僕が大好きなSkip Skip Ben Benって言うバンドです。ボーカルの女の子がBen Benで、一時期日本にも滞在していて、過去にはアシッドマザーのタバタさんなんかと共作とかしてるはず。このバンド、もう台湾からでて中国本土の方とかツアーでまわったりしてますね。数少ない台湾で見れるオルタナのバンドです。Tシャツ買って愛用してます。僕は大好きです。


BHD - YouTube

これはBHDっていうバンドでして、これも友達のバンドなんですが。BHDはかっこいいんだけどちょっと良い動画が無いですね。ハーコーな感じです。良いのは、めっちゃナードみたいな女子がDJで参加してて、これが何とも言えない台湾らしさを醸し出してます。メンバーも良い奴ばっか。10月に日本にライブしにくるって言ってたと思う。

 

このバンド、すごい好きなんですよ。一押し今一押し。奇萊山觀測站。Qi li observatoryって英語では書きます。まだ多分できて1年しか経ってないバンドなんですが、とても好きです。ベースの彼は台北のMRTの國父記念館っていう駅から南にまーっすぐ下ったところにあるパンクTシャツショップを経営してて、そこで出会ったんですけど。こういうあのポストパンクを台北でやってるバンドは僕このバンドしか知らないです。Joy Division感じます。Tシャツ買って愛用してます。僕は大好きです。


昏鴉- 寓言式的深黑色風景(Live at THE WALL) - YouTube

昏鴉です。英語名はThe murky crowsです。なんというかこれ見たときに最初ピンとこなかったんですが、あ、これ超台湾っぽいって思ったんですよね。台湾っぽい音楽をすごく面白い感じでやってるなあと思って。台湾っぽいメロディと新しい音楽って合わせるのがきっと難しくて。なんでかっていうと参考になるものが皆欧米の音楽だからですね。そんな中台湾らしさを感じます、これ。これ僕好きです。ちなみにBHDとはメンバーが被っていて、正直台湾狭すぎるのでこういう感じでメンバー掛け持ちがめっちゃくちゃ多いです。良いのか悪いのかちょっと分かんないんですが。


香蕉小姐Miss Banana-於是我看見飛船(official music video ...

香蕉小姐です。英語名はMiss Banana。これライブは見たこと無いんですが、多分最近出来たバンドで、Youtube見たとき結構衝撃だったんですよね、コンセプトが相対性理論に近いと思ったから。それでいて、これは台湾の音楽だ!と思った。で見た目的にボーカルの子は日本のカルチャー好きでしょう。ギターの彼はナードじゃなくてパンクでしょう。ベースの彼は普通でしょう。この絶妙な混ざり具合!もうなんて言ったら良いのか!そのうちジュディマリになるんじゃね?僕は好きです。

 

これは前にも紹介したことのあるTuTです。台湾のマイブラ、以外の名前が見つからないんですが、見た目も、メンバーもの雰囲気も、全部マイブラ好きさ加減が伝わってきます。とても良いです。台湾にこういうバンドってホンと少ないんですよ。あとライブ見たけど女の子可愛い。可愛いから日本に来てほしい。ただそれだけ。僕は大好きです。

このバンドもすごく好きです。Doodle。これは先述のQi li observatoryの兄ちゃんに勧められてCD買ったんですが、サイケな感じで好きです。あ、そういえば台湾にサイケなバンドって言うのはほんとに珍しいです。だからこのバンド超珍しい。だから僕は好きです。

 

あとはこれですね。猛虎巧克力。英語名はChocolate Tigerです。中国語でチョコレートは巧克力なので、台湾でどうしてもチョコレートが食べたくなったときの為に憶えておいてください。これ、台湾のインディ界ではかなりプッシュされてる代物でして。それもそのはず、これすごく台湾のメロディって感じがするんですね。音的にはオルタナな感じですが、このメロディと合わさるとなんか不思議な不安定感が日本人に取ってはあっていいんですよね。とても良いです。私は好きです。


Forests 森林合唱樂團- Woo Woo Woo (Live @ Huashan ...

そういや、最初に楽団の例として上げたForestsも良いバンドですよ。

 

最後に簡単に纏めると、とにかく台湾は市場が小さいです。人口にして約2300万人。日本と比べると九州とサイズも人口も同じぐらいと言われます。そんな中で音楽をやるのは難しい。メンバーにしても、人口が少ないから、スモールサークルの中でバンドの掛け持ちが頻繁におこる。ジャンルにしても、聴く側の人口も少ない訳で、ニッチなジャンルに十分なニーズが有るかどうかっていうと難しい。上記に上げたバンドの半分ぐらいはニッチで、知名度の無いインディのまま終わって行く可能性だって東京に比べたら何倍も高い。そのくせ台湾には台湾固有のメロディやコードを受け入れる風潮が有るから、海外のバンドの方法をそのまま持ってきたって受け入れられない。そうすると、じゃあ日本とか海外行くか、って話になりますよね。Skip Skip Ben Benの話で、パンクTシャツショップの店員と話してても、ツアーで中国本土を回ってるって話で、彼が言ってた言葉が印象的で。「だって台湾で何回やっても同じ人しか見に来ないからね」 っていう。でもそんな中でも自分のやりたい音楽やって、自分でコミュニティ作って、自分の好きなこと広めて行こうとしている人がいるっていうのは、とても素晴らしいことだなと感じましたわ。

 

以上。脈略も無く纏めましたが、これが3ヶ月滞在の成果です。仕事しながらだとこれぐらいしか情報収集できません。もう勘弁してください。