てんてこオタク育児記録

育児が楽しすぎるのでちゃんと記録を後世に残せるようにブログにしようと思いました。オタクの育児は変なこだわりが入るのでなにかと記録しておくと良いことがありそうです。※育児の何が正しいかは子によってそれぞれなので内容の是非はご理解くださいませ。

buenos airesに旅行に行った話(はじめに)

先月、有給を使って一人でbuenos airesに旅行に行ってきた。帰ってきてからやけに忙しくて、ほったらかしになっていたのだけれど、そんなことしてたら忘れちゃうので、とりあえずちょっとずつでも良いので、書いて行こうと思った。
buenos airesに旅行に行きたい、ってなったときに、まずぶちあたるのが、「情報が無い!」だった。とくにculturalな情報が無い。ありがちな観光地とか、タンゴばかりとか(タンゴは好きだし、見たかったけど)ばかりで、じゃあ現地の人ってどんなカルチャーにいて、どこで買い物してどこで音楽聴いてどこで酒飲んでどこで夜遊びしてんのよ?という情報が無い。ほんとに無い。で、唯一見つけた本が、これ。

ブエノスのカルチャーを非常に美味く切り取って紹介していて、非常に読み物として良い本でした。が、ガイドとしては最悪でした。定休日が書いてないばかりか間違ってたりとか、普通にしてました。ブエノスに旅行に行く予定は無いけど、行った気になりたい人にはちょーお勧めです。目的にもよりますが、普段のブエノスの暮らしが知りたいってな人は、ガイドが欲しい人は1つ「buenos airesに着いたらすぐにTime Outを買うこと」です。Time Outは季刊のA4サイズの物と小さい物があります。できれば両方買う方が良いですが、じゃまだし…と思ったら小さい方だけ買うと良いです。

なんでブエノスアイレスの情報が少ないか、というと、2,3個理由があって、まずは単純に遠いから。フライトだけで28時間くらいかかった。あと遠いくせに南米のパリ、とか言われているから。日本からならパリの方が近いぞ、と。あと近い意味で南米っぽくないから。基本的に南米を旅するバックパッカーにとって、ブエノスは「中休み」です。日本食も手に入りやすいし、比較的都会的だし。私は今回普通の旅行だったので、そんなのおかまい無しですが、逆に言うと、南米っぽくなくて、特に遺跡とかもないし、過ごしやすいし、そもそも観光で来るとか意味分かんない、ということです、大げさに言えば。
sky of buenos
ただ、そんなブエノスアイレスが僕は大好きでした。当たり前のようにある西洋建築と同居する治安の悪さ。裏道入れば、汚さは東南アジアかそれ以下。(ちなみに印象では東南アジアのホームレスは前を向いているが、ブエノスのホームレスは死んでいる、です。誤解を恐れずに言うと。ブエノスで見たホームレスはほんとに死んでいるかの様に動きませんでした。お金も乞わない。)でも違うのは、それがとても自然であると言うこと。東南アジアは無理に、急に発達して、いびつな建物がいっぱい建っている印象だった。ブエノスの建物は地に足がついていて、違和感が無い。すばらしい西洋建築の壁に、おもっきりスプレーで落書きがされている。それがブエノスアイレスなんだと、ほんとに、しっくり来た。
night in buenos aires
僕はどちらかと言うと、旅行に行ったときは出来るだけ現地の人と同じような生活がしたい、という思いがあります。ブエノスは(現地の人が使う)バスがちょー難しかったので、苦戦しました(っていうかほとんどタクシーつかった)が、観光地より、飯と酒飲むところ(とライブハウス)が優先、です。そんな僕にとって、ブエノスは、どこか都会的で、南米的な陽気さと、間口の広さ、カラフルな色使い(これ大事です、日本は服(特にメンズ)が黒すぎる)、一部退廃的で(ブエノスが退廃的とは良く聴く表現ですが、印象としては、これも一側面です。)、要は「住みたいところ」です。これは僕が望むべき観光地です。
boca#14
酒飲んで、親指たてれば、問題無し。「オラ」と「グラシャス」言ってれば大体OK、でも豊かでなかったり、哀しかったりする。そんなすてきで愛すべき街でした。で、写真とともにちょっとずつブエノスの街を紹介して行きます。(ちなみにこの為にリコーのGRD買いましたが、まったく使いこなせてません。)