てんてこオタク育児記録

育児が楽しすぎるのでちゃんと記録を後世に残せるようにブログにしようと思いました。オタクの育児は変なこだわりが入るのでなにかと記録しておくと良いことがありそうです。※育児の何が正しいかは子によってそれぞれなので内容の是非はご理解くださいませ。

PAZZOっていう通販サイトがなんかいろいろ良い。

台湾でTシャツ買いたいなあと思って安くて良さげなサイトをいろいろ調べてたら、この台湾の通販サイトがあたったので買ってみた。
http://www.pazzo.com.tw/Shop/

メンズ・ウィメンズひっくるめて、こういう感じの割と良さげな服が300〜400NTDぐらい=1000円〜1300円ぐらいで手に入るわけです。

で驚いたのが到着までの時間で。注文したのは金曜の深夜2時ぐらいだったんですが、翌朝の9時ぐらいにはもうクロネコヤマト台湾がお届けに上がっとるわけです。ちょっとこれはアマゾン超えではないのかというぐらい衝撃的でして、台湾という狭い環境だからといってもそこまでなせることができるもんなのかと驚いております。あまりに早かったので、混乱して宅急便のおっさんと中国語がわからない私と、ちょっとしたディスコミュニケーションが発生しまして、翌朝またきてもらいました。

おそらく会社はちっちゃい一端のECで有るのだと思うんですが、発注内容をもう在庫から朝便への搭載から全部一貫したシステムでやっとるんでしょうなあ。さらにクロネコヤマト台湾も恐るべしだなと思いました。そこまでするほどの服ではないと思いますが、いちおう海外発送もできます。

で届いてみたぶつを見ても割とまあまあなクオリティだったので、なかなか満足したわけです。台湾EC恐るべしという感じです。

それに対して台湾のメンズファストファッション事情はなかなかちょっとしょっぱい感じがあります。台湾のファンスとファッションといえばNETとか、他国からのブランドだとZARAとかGEOLDANOとかMANGOとかあるんですが、MANGOはいいとしてもメンズラインがないので、街でよく見るのがNETとかGEOLDANOになります。これが、ちょっとダサくてそこまで安くなくて素材が微妙なんですね。あとユニクロと無印は日本より高いので買う気がしない。なのでこういうECが狙いどころなのかなあと思ったりしてます。

台湾に来ています(仕事で)

しばらくここも放置気味でしたが、あれこれしている間に私はいま台湾に来ております。遊びじゃないです、仕事です。6月から割と普通のマンションを借りて3ヶ月ほど滞在しているのですが、「不安、わくわく、思ってたより普通やん、ホームシック」っていう割とありがちな循環を一巡しましたので、これからちょくちょく台湾暮らしについて書いていこうかと思っております。

仕事で何をしているかと言いますと、台湾でうちのサービスをちゃんと立ち上げるべく、現地のパートナー企業の一人ふらっとお邪魔して喧々諤々しておるわけです。英語と中国語(まったくわかりません)とたまに日本語を使いながら、フワフワと暮らしております。

台湾に来て思うのは、やはり台湾は中華圏だなというところです。いくら大陸に比べて文化が発達しているとはいえ。過ごしやすいし、空気もそこまで汚くないし、皆優しいし、ご飯もおいしいけど、今台湾から見た私のブログにはこんな感じの広告が出ている訳です。

こんなの見せられたら、もうたまったもんじゃないです。でもビールが安いから良いですよ、台湾。

音楽フェスはすぐにオリジナルのネイティブアプリを作るべきだと思う

早速ですが、言いたいことは一つだけで、音楽フェスはすぐにオリジナルのネイティブアプリ(iphoneAndroid用に)を作るべきだと思ってます。
私、昨年スウェーデンの音楽フェスである、way out west(http://www.wayoutwest.se/)に行ってきたのですが、そこがネイティブアプリを提供していたのですね。どういった内容のアプリかと言うと、自分オリジナルにアレンジできるタイムテーブルはもちろん、場所とかアクセスとかの基本情報、最新情報とか、出演者の情報、youtubeやSpotifyとかの音源へのリンクが乗ってる訳です。あとはプッシュで情報が更新されるので、例えば誰がキャンセルになって代わりは誰が出ます、みたいなのもどんどん通知される。まあ単純に便利なので、ダウンロードして、当日は便利に使ってた訳なんですが、それだけだとただの便利なアプリなので、私が感動したのはそんなところではなくて。
私が行ったのは2012年でそのアプリ、ダウンロードしっぱなしにしてたのですが、ある日プッシュでなんか通知されてるなと思ってみたら、2013年の出演者情報をアナウンスし始めたわけです。これはいいと。
既にある程度市民権のあるフェスのことを考えてみると、実は不特定多数もしくは興味を持っているぐらいのカテゴリーにアタックし続けるのって、結構効率が悪かったりするし、頑張って新規顧客とらなくても成り立ってるんじゃないかと思うんですね、多分。なので、注力すべきは来たことある人の満足度を上げてリピートしてもらうってとこだと思うんですが、当日現地以外の接点って意外に無いと。で、来る人がダウンロードするであろうアプリで有益な情報をプッシュできるんだったら、こんなに良いタッチポイント無いんじゃないかと思うんです。
で、僕はまたway out west行きたくなったなあと思ってる訳です。お金無いけど。というわけで、音楽フェスはさっさとアプリ作った方が良いですよ。

今年の出演者で気になる若手。

みうらじゅん/マイ仏教 (新潮新書)

新年早々、コーラにハンバーガーみたいな本を読んでしまった。
私、みうら名人が仏教を語るときが非常に好きでですね。仏像評については、別にどうでも良いのだけれど、仏教で人生観を語るときが、とても心地よく、「アウトドア般若心経」も実は持っています。
本著については、前半がみうら名人の自伝的な仏教とのふれあい。みうら氏の仏教好き、仏像好きがどうやって形成されたかについて書いてある。正直ここはどうでも良いのだけれど、後半はそれを元にしたみうら氏の仏教ベースの人生観が書かれており、こちらは非常に耳に優しい、形に仕上がっております。
みうら氏の仏教観は「あらゆる多様性を自我を無くして上からではなく下から受け入れるとすべてがうまくいくよ」みたいなことに帰属するのでは、と個人的には考えていて、これが非常に自分に心地よく、納得のいく内容なのであります。
私は弟が障害を持っているというのもあって、小さい頃から、障害者が集まるイベントとか、そういう施設に行かざるを得ない状況が多かったのだけれども、そういう場所に行くと、圧倒的マイノリティは自分な訳です。そういった場所では自分がまっすぐ立てている、一般的な日本語を喋ることが出来ている、ということはたいした意味を持たず、自分だけがコミュニティの外側にいると。そう言った場では、「俺はまっすぐ立てているのだけれど」という自我を捨てざるを得なくなるのです。子供心にそんなこと考えてなかったけど、やはり自然とのその自我捨ての技術が付いたのかなあと。そうなってくると、生きるすべは受け入れることです。建てる建てない、喋れる喋れない、とか、好き嫌いとか性格が合う合わないとか良い悪いとかっていう次元を超えた多様性を受け入れるしか生きるすべはなくなってしまいます。上から受け入れるのではなく、自我をなくすという方法で。
まあそれが今でも出来ているかどうかって言うのは別として、意識のうちではそういった考え方と言うのは残っていて。それが今自分個人の生き方っぽくなっております。
おそらくみうら氏も自信が生まれてこのかたずっとマイノリティの存在だったということがその仏教観に影響していてそういった事故解釈になっているのだろうと思います。世界に必ず存在するマイノリティが行きやすいように仏教が影響すればいいなあと心のどこかで考えているのでは。

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2012年と2013年の抱負の話

この時期になると、昨年の抱負を振り返りつつ、今年の抱負をはてなに書くというのが、まあお決まりになるのだけれど。まず、振り返ろうと思って、はてなのページングを戻してもエントリーが少な過ぎてビビった。ブログ好きなんだけどなあ。
で、昨年の抱負は、なんとまあ驚くべきことに脱・社畜なんていう、なんともまあ恥ずかしいことを豊富にしておりました。あと、一昨年に引き続き、自宅での独り酒を辞める、というやつ。言わずもがな独り酒の方はもちろん抱負達成していないのだけれど、前半の方はまあなんとか、できたのかなあと。
できたのだけれど、想像もしてなかった弊害も合って。会社に飲まれまいとする為に、(なんか矛盾してるけど)会社での処世術を憶えてしまって、コミュニケーションの方法がすごく気持ち悪い方向に進んでしまった。しかも体に染み付いてしまった。というのを年末の学生時代の友人との飲み会で感じてしまった。なんか、最初すごく嫌ってたのに慣れとは怖い物だなあと。と言う訳で、今年は自分らしさをちゃんとキープしたいなあと。迎合は良くない。
あと、昨年は反省として、0.1を10にするような事は沢山やってきたと思うのだけれど、0から1を作ることはあまりしてこなかったなあ、というのがあり。しかも年末のあたりで、もう自分はゼロから作る系の仕事は無理だ、的なことを居酒屋で口にしてしまったと言うのもあり。作り出す的なことは意識したいなと考えております。
というわけで、今年の抱負は自分らしく作り出す、にします。いささか中学生みたいな内容で、何も言って無いやんとか言われそうな感じですが、多分大丈夫な気がします。毎年抱負なんて物は決めることは決めるけど適当に決めてたのですが、本年は意外にしっかり考えました(年末〜元旦にかけてのももクロちゃんにも多分に影響受けました)。個人的に自分の転機は大体2年ごとに意識して作っていってるので(2年ごとに飽きやすいというのもある)、今年はしっかり機を転がしていきます。
今年も宜しくお願いいたします。

台湾インディー音楽事情

このあいだ、仕事の都合で台湾に出張に行ってきまして。海外出張に行くといちいち現地のインディー音楽シーンを頼まれても無いのに調べてくるで有名な僕なので、今回も例に漏れず、いろいろと調べてきました。
音楽と関係ないあたりの前情報で得ていた情報として、台湾は中国って言うよりは中華系東南アジアの感じがすごく強いよ、というのがありまして。そのときは、はあそうなんですか、程度に考えていたのですが、音楽でもそれは一緒でした。
とにかく、エモ、ハーコー、パンク。ライブハウスに行くと、モギリのねーちゃんはメタルのTシャツに黒ぶちメガネで黒髪おかっぱぽっちゃり、ピアスでかい、みたいな。下調べはちょこっとしたのですが、透明雑誌の雰囲気はどこ吹く風で、基本エモでした。(確かに透明雑誌もパンクなんだけど)
そのなかで、唯一見つけたオルタナバンドがあって。それがこちらのSkip Skip Ben Ben。雰囲気的にはジャイ子が漫画をやらずにオルタナやったらこうなりました、的な。メロディも良いし、音質もあの感じでいいし、このライブ見たときはあがりました。

Ben Ben、日本語も堪能で、喋ってみたら非常に気さくな可愛い女子でした。というわけで、台湾で語る音楽はSkip Skip Ben Benに尽きます。
それ以外だと、Skip Skip Ben Benのレーベルメイトで、エモハーコーをやってる、直到看見 鯨魚的 眼睛(Until Seeing Whale's Eyes)。日本で言うと懐かしのnitro mega prayerを思わせるエモ具合です。

あと、このUSWEと同じメンバーがやっている人(Human Beings)っていうバンド。これもエモハーコー。その人と物販で話してたら、「日本からよく来たなー、CDをあげよう」っつってCDを2枚もくれました。めちゃめちゃいいやつです。しかし、人ってすごいバンド名やな。

で、私そういやライブを見に台湾を見に行ったのではなく、仕事しに行ったのだけれど、そのライセンス契約結んだ現地企業のイケメン営業マン君がバンドやってて、そのバンドがこれ。Yellowbackというらしい。多分フランツフェルディナンド系のダンサブルなロックバンド。で、そのイケメンと話してたら、上に列挙したバンド、どれも友達だよ、透明雑誌も友達だよ、と言っていて、曰く、台湾のインディーシーンはとてもとても狭くて小さいらしい。この2月に日本くるんだって。イケメンはドラマー。

確かに台湾インディー(ロック)シーンはとてもとても狭くて、正直この出張だけでだいたいのことは分かった気がする。ちゃんと仕事もしました。
さて、ライブハウスのことを調べてみると、有名なのはthe wallという場所(http://www.thewall.com.tw/)と地下社会という場所(http://underworld-taipei.blogspot.jp/)らしい。他にもいくつかマイナーな箱はあって、僕が今回行ったところは、阿帕808(http://www.facebook.com/apaximen)という、スタジオと一緒になっているようなところ。ここ、808のくせに6階にあったり、そもそも入り口がよくわからんかったりで、たどり着くのに苦労した。看板とか出てないし。しかも音響最悪で、ずーっと右側のスピーカーが割れてたり、けっこう過酷な場所で台湾のバンドマンはやってるなあという印象をうけた。入った中の雰囲気は狭くてごちゃごちゃしてて良い感じ。音は悪いけど、白人系の客もいて、結構人も入っていて、演者は少ないけど、見る側は多いのかな、って感じだった。なんか大学時代に戻ったような感じがしました。あとはこのPIPE(http://www.pipemusic.com.tw/)ってとこもあるみたいですよ。

というわけで、ざっと一晩でキャッチできた台北音楽事情について纏めてみました。多分また台北行くので、リサーチしてきます。